失敗から学ぶ、子育て家庭のためのリビング収納術


IC資格持ちなのに、リビング収納がうまくいかない!
インテリアコーディネーターの資格を持っておいて恥ずかしいのですが、リビング収納が15年くらい迷走してました。
リビング収納ってソファと違って、デザイン要素もさることながら、
収納量はどのくらい?
オープンにしまう?隠す?
使用頻度に対して使いやすい?
といったいろんな要素が絡みあう上に、子育て中だとステージによって収納するものもガラッと変わる!
というすごく難易度の高いインテリアだと思うんですね。
15年間失敗を繰り返して体得したリビング収納のコツをご紹介したいと思います!
そもそも夫婦二人の時はテレビボードの収納だけで事足りたのに、子供が生まれた瞬間からなぜかモノがあふれ出すリビング。おむつやおもちゃ、絵本など短期間だけ必要なものもあるし、文房具、書類関係は年々加速度的に増えていくんですよね……そしてリビングってだいたい家に作りつけの収納がない(泣)
オープンラックの収納は難易度が高い
我が家のリビング収納が迷走した理由のひとつが、テレビにそこそこの壁面収納を導入したので、ある程度収納できるはず、と思っていたこと。

しかし、オープンラックなので下手に収納するとごちゃごちゃ。オープンラックは見せられるもの以外、収納しづらいということが後から判明!
結局収納できない物があふれることに…
オープンな収納棚に向いてるもの
- キャンドルホルダーなどおしゃれなコレクションやオブジェ
- 並べられる辞書やCD、本(雑然と見える雑誌はやめた方がいい)
- ボックスの中にしまうなら多少ごちゃっとなってもOK(わが家はゲーム機器)
ボックスで収納量を増やすのも一つなんですが、下手するとボックスだらけになるのがオープンラックの難しい所。
それでもリビング学習机を並べたせいで教科書とプリントでゴチャつきました…
隠す収納に使用頻度が高いものは不向き
実はリビングには階段下のスペースを利用して、ワゴン収納を普段は隠してます。

ここにプリンターや生命保険なんかの書類をしまっていて、それはそれで問題なかったんです。
問題は、ここに学校関係の書類を置くと、提出書類とか行事の確認とか使用頻度が高く、何度も入れたり出したりが不便!
隠す収納に向いてるもの
- プリンター
- プリンター周辺用品(インク、コピー用紙)
- 使用頻度の低い文房具(テプラ、のり、テープ、ホチキスなど)
- 生命保険、住宅関係などの使用頻度の低い書類
サイドボードには使用頻度が高く、見せにくいもの
サイドボードはリビングダイニングの近くに置くので、使用頻度の高いものに適しています。
学校の書類や封筒とか(部活の遠征費とか、長形封筒は出番が高い)。
わが家では他にも、毎日のように書いてる家計簿や手帳に関する文房具(ノート、計算機、複数のペンなど)をしまっています。
それから、これは子供の年齢にもよると思うのですが、アルバム!保育園までは毎月のように回ってくる写真の数々…都度出し入れできる所に置かないと、しまいそびれた写真が溜まっていきます。
逆に頻度が減りだす小学校から、仕舞い込むと出さない、写真残さないループになるので、あえてまだ出しやすいサイドボードに置いてもいいと思う。
サイドボードを選ぶ基準
最初から置けるなら収納量に合わせて買いたい所ですが、後から置く場合残ってる場所に置くしかないのでサイズや他の家具との相性が難しめ。
①サイズ
わが家の条件は横幅110センチ、高さは100センチ以内(階段の腰壁にかかるので)。リビングの壁につけるので動線の邪魔にならない奥行きか、なども気にしたほうがいいです。
②脚元
重たい印象に見せたくない時は脚付にすると下がオープンになって印象が軽やかになります。
並ぶテレビボードとのイメージも合わせたいところ。
③木の色
最初から同じシリーズで揃えてたらもちろんきれいなんですけど、後から追加購入だとテレビボードと並べて違和感のない色が条件に。
わが家ではダイニングテーブルはアクタスのOWNテーブル ウォルナット、テレビボードは通販で購入したオープンラックのブラウン、とこの時点で違う色を組み合わせてるので、変な色を合わせるとだいぶチグハグになります。
色と合わせて素材も大事。
例えばわが家では隣の壁面テレビ台、フレームなんかは天然木なので、総化粧シートのサイドボードなんかだとやっぱり並べると見た目がチープ。
以上の条件を満たす家具が、実店舗ではなかなか見つからない!あと家族と相談しながらになるんですけど、休みがオットと合わないので一緒に観に行くのも難しい。
結局最後はネットでサイズ検索、いくつか比較して決めました。
結局決めたのがこちら。

決め手になったポイントは3つ。
- 奥行きが33㎝と、通常の45㎝より浅いため、動線が確保できたこと
- 木カラーのサンプルが取り寄せできて質感と色が確認できたこと
- 引き戸の扉付きで中に可動棚もあり、収納量もまぁまぁ
後の問題は片付けだけなんですよね…それがいちばんの問題なんですけど。